ダイエット中はプロテインを飲むべきか
プロテインといえば、筋トレをしているムキムキな人が飲んでいるイメージやタンパク質なのだから摂取カロリーが増えてダイエットには不向きなのではないかというイメー
ジを持っている人が多いと思います。
本記事ではダイエット中であってもプロテインを飲むべき理由について解説していきます。
1. そもそもタンパク質とは
筋トレをしている人やダイエットをしている人がよく耳にするタンパク質。
まずは、このタンパク質とは何かについて解説していきます。
人体は、約60%が水分ができており、約20%がタンパク質でできています。
例えば、皮膚や髪の毛、体内の酵素、筋肉といったものです。
タンパク質には、豆類や穀物に含まれる植物性タンパク質、肉類や魚介類に含まれる動物性タンパク質の2つに分類することができます。
この2つのタンパク質の大きな違いは必須アミノ酸のバランスです。
動物性タンパク質の多くは、9種類の必須アミノ酸を含んでいますが、一部の植物性タンパク質はそれが不足しています。
また、動物性タンパク質のほうが、体内での吸収率が良いとされます。
ここまでだと、動物性のタンパク質を多くとることが望ましいように思われますが、脂質や糖質のバランスも考えなければいけません。
植物性タンパク質にも抗酸化物質やビタミン、ミネラルといった物質が含まれていますので様々な食材からバランスよくタンパク質を取ることがお勧めです。
特に豆類はアミノ酸スコア(必須アミノ酸の含有比率を評価する数値)も高い植物性食品となっているのでお勧めです。
2. ダイエット中であってもタンパク質が必要な理由
減量するためには、まず一日のトータル摂取カロリーを減らす必要があります。
しかし、むやみに摂取カロリーを減らしてしまうだけだと筋肉の量も減ってしまいます。
筋肉が多いほうが代謝が上がり、痩せやすい体、また、リバウンドしにくい体になります。
ですので、トータル摂取カロリーを減らすことと同時に筋肉を減らさないためにタンパク質の量を確保することが大事になります。
タンパク質の量が不足すると、筋肉が分解され、体に必要なアミノ酸を取り出すことになってしまいます。
また、筋肉を増やす増量中はタンパク質は有効に利用されますが、減量中はタンパク質は分解されてしまいます。
よって、むしろ減量中のほうがタンパク質の必要量が増えます。
3. プロテインを使ったお勧めダイエット法
現在、16時間ダイエットやファスティングなど様々なダイエット法がありますが、今回はプロテインを使った置き換えダイエットについてお勧めしたいと思います。
まず、置き換えダイエットとは1日の食事のうち1食か2食を何かに置き換えるといったダイエット法のことです。
ここでは、プロテインを使った置き換えダイエットについて紹介していきますが、例えば、朝ご飯をプロテインだけにして昼ご飯、夜ご飯を好きなものを食べるといったような感じです
プロテインだけを摂取するのでは、栄養バランスが偏ってしまうのではないかと思うかもしれませんが、むしろ普通に1日に3回食事をするうえでプロテインを摂取しないほうが、タンパク質が不足して体に悪いです。
1日に1回プロテインを飲み、他の2回を普通の食事にしたほうが、十分なタンパク質を摂ることができます。
ですので、皆さんが懸念する栄養の偏りといった問題は特にはありません。
ただ、必要であれば、ビタミンやミネラルをサプリメントなどで補うとなお良いと思います。
4. ダイエット中はホエイプロテインかソイプロテインか
プロテインにはホエイプロテインとソイプロテインの2つがあります。
では、減量中、ダイエット中に飲むべきなのはどちらかという話をしていきます。
結論から言うと、お勧めはソイプロテインです。
ソイプロテインは、タンパク質の消化をゆっくりにする物質が入っているため、ホエイプロテインと比較すると消化吸収が悪いです。
ですので、ソイプロテインを飲むと、消化がゆっくりになりお腹が膨れ、腹持ちが良くなります。
また、ソイプロテインはホエイプロテインに比べると、成長ホルモンを促す作用や血液の流れを良くする作用がほかにもあります。
5. まとめ
今回は、ダイエット時のプロテインの付き合い方について解説していきました。
ダイエットにおいて大事であることは体重を減らして痩せることだけでなく、やせた
後もその体形を維持することができるようなダイエット法をすることです。
そのためには、代謝を上げることや筋肉量を減らさないためにタンパク質を確保しつつ、摂取カロリーを減らすことが大事です。